若桜町歴史民俗資料館
所在地  鳥取県若桜町
若桜鉄道若桜駅西500m
最終訪問日  1996/6/18
敷地内にある三百田氏住宅 若桜町の歴史民俗資料館。
 若桜町は、古くは国人の矢部氏が本拠とした所であり、豊臣時代の木下氏、江戸時代初期の山崎氏までは城下町だった。城が無くなったあとも、因幡街道もしくは若桜街道と呼ばれる、因幡と播磨を結ぶ街道の宿場町として栄え、氷ノ山を越えて但馬に向かう街道との分岐点でもあった。
 資料館は、明治40年に若桜銀行として建設された建物を、昭和56年の建て替えの際に譲り受けて移築復元したもので、土蔵造りの重厚さがある。館内には、江戸時代中頃に鳥取藩の支藩若桜藩が成立した影響か、甲冑や武家に所縁のある品々の展示があり、敷地内には庄屋だった三百田氏の旧家も保存されている。また、若桜町の特産物である木工品の加工ができる、たくみの館という工作室も併設されていて、予約は要るが、体験教室も開かれている。
 三百田氏住宅のほうは、元々庄屋の家であっただけに長閑な雰囲気は抜群。中に置いてある展示物も、史料的価値の高い物はほとんどなさそうだが、名も無い普通の人が使い込んだ物が多く、年季が入っていていい雰囲気を持っていた。