北野異人館
所在地  兵庫県神戸市中央区
JR三ノ宮駅北西800m
最終訪問日  1996/7/28
 もともと神戸は、幕末までは寒村だったが、幕末の開国の際、それまでの主要港湾であった兵庫を開港したのでは混乱が起こる懸念があり、ほど近い神戸が開港地として選ばれた。この為、神戸に外国人居留地が設定されたのだが、神戸が良港だったこともあり、明治以降は国外との貿易が増えるに従って平安時代からの湊であった兵庫港を凌いで発展することとなる。
 最初、現在の旧居留地である居留区域に外国人は住んでいたが、やがて住居地不足から山の手に住居を構えるようになり、更に旧居留地でも安定した生活を送る外国人は住宅や別荘を山の手に設けるようになった。それらが今も60棟以上残って異人館街を形成している。
 1995年の阪神淡路大震災で、異人館の大半が甚大な被害を受け、観光客のみならず、神戸のシンボルと感じていた神戸市民にもショックを与えた。だが、街の復興と共に異人館も順次修復されて行き、今では綺麗に復興されている。
 これら多くの異人館の中で公開されているのは24棟あるが、中には入館料が無料の異人館もあり、入館料の要る風見鶏の館やうろこの家といった有名どころも共通券が数種類あるので、訪れたい異人館を事前に調べておいた方が良さそうだ。中には重要文化財に指定されている建物もあり、西洋風のデザインと和の建築技術が融合した独特の雰囲気は、外観も内装も含め、一見の価値がある。