有馬温泉
所在地  兵庫県神戸市北区
神戸電鉄有馬温泉駅南東側
最終訪問日  1994/3/25
 温泉の歴史は古く、日本書紀に舒明天皇が利用したことが記され、あの太閤秀吉も大変愛した。和歌山の白浜温泉、愛媛の道後温泉と共に日本三古泉に数えられる日本最古の温泉のひとつで、おそらくは有史以前から利用されてきたのだろう。
 有馬は、港町神戸から六甲山を越えた神戸の裏庭で、狭い谷筋に温泉旅館が多く建ち並んで温泉街を形成している。この街の中には神戸市が運営する公衆浴場もあり、昔は温泉会館と呼ばれていたが、2002年12月4日に金の湯としてリニューアルオープンし、2001年9月13日にオープンした銀の湯と合わせて2軒となった。また、温泉旅館でも日帰りで利用できるところが結構あるので、外湯だけでもなかなか楽しめる。
 泉質は、有名な金泉が鉄分を大量に含んで赤茶色に濁った含鉄-ナトリウム-塩化物強塩泉といい、舐めてみると当然鉄臭くて塩辛く、元湯は海水以上の塩分濃度があるという。また、湧出温度は、ほとんどの源泉が90℃以上という高温で、地下では圧力のために128℃もあり、フィリピン海プレートが沈み込む時に取り込んだ海水が、地下40〜80kmで高温高圧となって地表に上がってきたものらしい。もうひとつの有名な銀泉は、二酸化炭素泉と俗にラジウム泉といわれる放射能泉の2つがあり、こちらは金泉とは打って変わって無色透明だ。