明石市立天文科学館
所在地  兵庫県明石市
山陽電鉄人丸前駅北200m
最終訪問日  2015/11/3
 日本標準時である東経135度の子午線上にある科学館で、主に天文や時間に関する資料を展示をしている。開館は、時の記念日である昭和35年6月10日で、プラネタリウムの設置は日本最初ではないものの、投影機は現在では日本で最も古いものとなっている。ちなみに子午線とは、十二支で北を表す子と南を表す午を結ぶ南北の線という意味。
 天文科学館は平成7年の阪神淡路大震災で大きな被害を受け、その象徴であった塔時計も地震の午前5時46分を指したまま長い間止まっていた。その後、塔時計だけはなんとか復旧していたが、科学館本体の震災復旧工事の際に撤去され、平成10年3月15日の工事完了後、現在は3代目となる新しい時計が設置されている。ただ、個人的には、子供の頃によく訪れた所で愛着もあり、地震の時刻で止まっていた時計塔を眺めるたびに、まるで地震の象徴のようで、悲しみと鎮魂がない混ぜになった感情が心を過ぎったのを思い出す。
 子供の頃は、天体観望会で望遠鏡を覗いていたが、この望遠鏡はリニューアルした時に新しくなったらしく、館内もかなり綺麗になっているので、自分が子供であった頃の、あの年季の入った館内の雰囲気は無くなっているが、多くの子供達がパソコンで遊んだり本を読んでいたりするのを見て、なんだか自分の子供の頃と重なり、懐かしかった。また、展示内容も変わったようで、自分が子供の頃は時に関する展示はあまりなく、ほとんど天文に関することだったように思うが、現在は時の展示が増え、天文と時が半々ほどになっている。館の活動としても、昔とは違って子午線ジャーなる戦隊ヒーローを創るなど、広報活動にも力を入れており、訪れる人も確実に増えているようだ。