原鶴温泉
所在地  福岡県朝倉市
大分道杷木I.C.南西3.3km筑後川北岸一帯
最終訪問日  2018/10/17
 筑後川沿いに点在する温泉のひとつ。源泉や泉質が複数ある為、正確には原鶴温泉郷と呼べる温泉と言える。
 開湯の年代は不明だが、遅くとも19世紀後半には温泉が発見されていたことは確実で、一説に江戸時代には既に湯治場として使われていたという。開湯に関して伝わる話としては、漁師が雪の降る日に雪が積もらない場所を見つけて行ってみると温泉だったとか、怪我をした鶴が飛び立った後に確認すると温泉だったなどという話が伝わっている。温泉名からは、鶴が湯浴みをしていた河原というニュアンスが感じられるが、伝承が先なのか、名前に寄せた伝承が創作されたのかは分からない。
 原鶴温泉の源泉は前述のように複数あって、泉質は、弱アルカリ性の単純泉とアルカリ性単純泉、単純硫黄泉の3種類があり、湧出温度は40℃から60℃と比較的高く、角質を落とすアルカリ性の温泉から美人の湯と呼ばれている。また、温泉街からやや離れた道の駅近くの源泉は、ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉という。
 訪れたのは、原鶴温泉の中でも大きな旅館である泰泉閣で、ここは単純硫黄泉の温泉だった。湧出温度は47.4℃とやはり高く、湧出量は毎分160Lと豊富な源泉である。この豊富な湯量を用いた温泉は広く、趣向が凝らされた浴室などもあって、なかなか愉しんで入浴することができ、流石は有名旅館といったところだろうか。少し歩けば筑後川の川端を散策でき、川沿いの趣も楽しめる温泉らしい温泉である。