湖山池
所在地  鳥取県鳥取市北部
最終訪問日  2013/5/12
防己尾城から湖山池と団子島の眺め 湖山池は、広大な水田が僅か一夜にして水底に沈んだという湖山長者の伝説を持つ池で、周囲17.5km、面積6.98km2の規模を持つ。鳥取砂丘の南にある多鯰ヶ池と同じように、千代川が押し流す土砂の堆積と日本海の波と風による砂丘の発達によって海から分離した海跡湖であり、その成り立ちからか、最大水深6.3m、平均水深2.8mと全体的に浅い池である。
 普通、池は人工的なものや窪地に水がたまったものを指すのが一般的で、沼や湖と比べて小型なのだが、湖と池との境界線には厳密な決め事があるわけではない。その為、実際はかなり曖昧で、その土地土地の価値観や生活様式にも左右されるようである。湖山池の場合は、湖と呼ばれてもおかしくない規模を持っているが、周辺の人の主観では湖ではなく池だったのだろう。ただ、もともとは小山池と書いたらしいのだが、小を湖としたところに微妙な揺れや、迷いのようなものがある気もするし、もしかしたら外の人間から、湖に間違いなかろうと、勝手に湖の字をあてられたのかもしれない。
 ちなみに、池と呼ばれるものとしては、八郎潟調整池に次いで日本第2位である。しかし、八郎潟調整池は干拓の結果によって出来上がったものというのを考えると、姿を変えていない天然の池という意味では、日本一と言えるのではないだろうか。
布勢からの湖山池の眺め 池には大小7つの島があるが、その内、最大の青島には橋が架けられて公園として整備されており、夏には行楽客で賑わうという。そのほか、ウナギやコイを獲る為に、全国でも珍しい石がま漁という石を積み上げて魚を追い込む一種の追い込み漁が池で行われている。
 岸沿いを走ってみると、琵琶湖の南湖部分を連想させるような水面の近さで、まさに湖岸という雰囲気があり、水面越しに見る鳥取の市街地は、なんだが遠い世界の街のような趣さえある。自分はバイクで湖岸を走ったのだが、距離的には自転車で走るのが一番気持ち良さそうだ。