駿河健康ランド
所在地  静岡県清水市
JR興津駅北東1.1km国道1号線沿い
最終訪問日  2018/5/14
駿河健康ランドからの日の出の眺め 駿河湾に面する海岸沿いに建つ健康ランド。平成14年4月21日のオープン。
 健康ランドではあるが、太古の地層から汲み上げた駿河太古の湯という温泉があり、露天風呂にはそのまま、黄鉄風呂や炭酸風呂には成分を加えて供給している。このほか、各種の泡風呂はもちろん、歩行浴槽や打たせ湯、更に高温と低温のサウナがそれぞれ数種ずつあるなど、この辺りは健康ランドらしい豊富さと言えるだろうか。また、男女の浴室の間にバーデゾーンという水着着用のエリアがあり、家族で楽しむこともできるようになっている。
 温泉の泉質は、カルシウム・マグネシウム-塩化物泉で、無色透明で舐めると苦味があった。湧出温度は16.3℃で、中性の冷鉱泉であり、温度はともかく泉質的には海を隔てて向かい合う伊豆半島の諸温泉に近い。特筆すべきは、溶融物質が24g以上もあることで、並の温泉とは桁が1つほど違く、非常に多くの成分を含んだ温泉である。
 全国にあった健康ランドが、より入浴料が安いスーパー銭湯に取って代われる中、仮眠室ではない通常の宿泊施設を備えた健康ランドとしてひと味違った戦略を採っており、発展型の健康ランドと言えるだろうか。実際に、訪れた日は土曜というのもあって、食事にかなりの待ち時間があるなど非常に盛況だった。部屋はシングルからスペシャルルーム、和室まで各種の広さを揃えているが、特にシングルはほぼ寝るだけの機能という広さで、レクリエーションやリラクゼーションは部屋ではなく館の設備で賄うという、健康ランドらしい考えの部屋と言える。多彩な浴槽を味わえる上、自分のように部屋にそれほど寛いだり安らいだりする機能はいらないという一人旅の人には、もってこいの部屋なのかもしれない。