城ヶ崎海岸
所在地  静岡県伊東市
伊豆急行城ヶ崎海岸駅東1.6km
最終訪問日  2013/5/19
城ヶ崎海岸から伊豆大島を望む 西の大室山付近の噴火によって流れ出た溶岩が海岸線を埋め立てつつ冷え固まり、それが海水によって侵食されたのが城ヶ崎海岸である。このような経緯から、断崖の岬と入江が複雑に入り組み、伊豆独特の荒々しい景観となった。
 城ヶ崎海岸ができたのは、約4000年前である。伊豆半島は、かつてはフィリピン海プレートに乗った海底火山で、プレートの動きに合わせて北上し、本州とぶつかる少し前に陸地化して火山島となった後、やがて本州と陸続きになって半島化したが、その後も活発な火山活動が続いた。そして、天城山などの大型火山の活動が終息すると、単成火山と呼ばれる1回限りの噴火で終わる火山群が半島東部に形成されるようになる。大室山もそのひとつで、その噴火によって城ヶ崎海岸ができたのだが、城ヶ崎海岸へと流れ出した溶岩は大室山火口からではなく、500m北東の岩室山の溶岩ドームから流れ出たものという。
 城ヶ崎海岸には、門脇埼灯台や門脇吊橋を中心に約9kmの遊歩道が整備されている。城ヶ崎ピクニカルコースは、ボラ漁の根拠地であったぼら納屋から、幕末の砲台場や門脇崎などを通って伊豆海洋公園までの約3kmのコースで、どちらかと言えば観光的なルートと言えるだろうか。それに対して城ヶ崎自然研究路は、日蓮所縁の蓮着寺から、橋がかり、橋立吊橋などを通って八幡野までの約6kmのコースで、剥き出しの荒々しい自然や雄大な海と陸の景観などが楽しめるルートとなっている。
門脇吊橋の下の入り江 訪れた時は、朝早い時間というのもあって観光客の姿もほとんど無かったので、城ヶ崎海岸を落ち着いて散策することができた。海岸周辺にはリゾートホテルのほか、別荘地や保養所も多く、オンシーズンにはかなりの人が訪れると思われ、実際、大抵の門脇埼灯台や門脇吊橋の写真には、人がたくさん写っている。この門脇崎の灯台や吊橋の付近は観光の中心地となっているのだが、地形の影響もあって平地が少なく、駐車場が限られている為、車で訪れる人は特に渋滞などへの注意が必要となるかもしれない。