富士山スカイライン
区間  静岡県富士宮市山宮・御殿場市中畑
                 〜富士山富士宮口五合目
最終訪問日  2016/5/22
 富士宮口五合目にアクセスする道路。富士山スカイラインの名は、かつての有料道路の名であり、現在の正式名称は表富士周遊道路であるが、愛称として使われ続けている。
 有料道路の富士山スカイラインは、交通の改善と観光開発を目的として静岡県が建設した道路で、昭和44年7月1日に約9.5kmの富士宮側から二合目までの富士宮区間が開通した。翌45年7月1日には、二合目から五合目までの登山区間約13kmと、二合目から御殿場側の約12kmの御殿場区間が完成し、全線開通となる。以後は、静岡県道路公社へ管轄が移されながら営業され、平成6年7月1日に無料開放された。この有料道路の総延長は34.5kmで、3区間が交わる富士市大渕の二合目を基準に測ると、富士宮側は平坦な区間へ上る途中の二子山近辺、御殿場側が麓の五本松近辺までがその区間となる。
 現在の富士山スカイラインとしては、一般に無料解放後に県道化された部分全体と捉えられており、県道180号線、県道23号線、県道152号線の3線を以ってそう呼ばれているようだ。一方、静岡県のHPでは、富士宮側の二子山付近から富士市と裾野市の市境までを周遊区間、二合目から五合目までを登山区間とし、この2線で富士山スカイラインとしている。尚、登山区間に関しては、冬季は通行止めとなっており、走る事はできない。通行止めの期間は、毎年の気候条件によって変動する為、注意が必要である。
 訪れたのは、通行止め解除の約1ヶ月後で、夕方でもあった為、五合目まで上がると流石に10℃程度と肌寒かった。5月の昼間の暖かさに対する気温差もあってか、夕方になるにつれて次第にガスが出たようで、五合目からの駿河湾の眺めは残念ながら雲の下で見えなかったが、晴れていれば、駿河湾や富士宮市街などを一望する絶景であるという。その代わり、この日は山頂まで雲がほぼ無く、こちらは清々しい眺めだった。五合目は、ほぼ森林限界と同じである為、ここより上には樹木が見えず、富士山の火山らしい無骨な一面が剥き出しになっているのだが、その砂礫の山肌に、残雪がコントラストとなっており、5月の富士は荒々しくも優美である。
 ちなみに、乗鞍岳への自家用車乗り入れが禁止された後、この五合目は自家用車で行く事ができる最高地点となった。ただ、調べた所によると、最高点の標高は2380mと2400mの2つの数字があるようだ。五合目からすぐ上の登山道沿いに2400mの標識があるが、もしそれが正しいとするならば、最高地点は目測で2400mから5m程度下がった所となるが、実際の最高地点が何mか知りたいところである。