横田郷土資料館
所在地  島根県奥出雲町
八川小学校北すぐ国道314号線沿い
最終訪問日  2011/10/23
古民家を利用した資料館 横田地域の、最も古い市があったという古市地区にある郷土資料館。
 資料館の開館は昭和61年で、まだ合併前の横田町という町名だった頃である。資料館は、近世から近代にかけての農家の生活様式や、農具、民具などの展示を目的としており、開館当初は有料で運営されていた。だが、入館者の低迷から管理者を置かずに無料開放することとなり、地域振興の為に活用する案も出されているようだが、実現には至っていないようだ。
 資料館の敷地内には、時代の違う古民家が2棟と土蔵が1棟の計3棟建っており、古い方の古民家と土蔵の並びは古き良き近世の農村といった感じの趣が抜群だった。古民家の内部には農具や民具が展示されており、体験したこともないはずなのに、不思議と懐かしい感じがする物ばかりである。
 管理者がいない無料開放の資料館ということで、自分が訪れた時も誰もおらず、入っていいのかどうかも分からない感じだったが、外観の雰囲気に誘われるように敷地内を散歩し、恐る恐る古民家の中へ入ってみると、内部は資料館らしく雑然と農具類が置かれていた。土間には家畜小屋もあるのだが、これは牛や馬などの家畜を屋内に造り入れた日本独特の農家の様式らしい。家畜も含め、一家総出で農作業を行った当時の姿が想像できる。2階にも展示物があり、照明を点けてウロウロと見学して回ったが、個人的には、何より太い梁が剥き出しになった天井の姿がなんとも言えず無作為の美のような感じで良く、その武骨な形にただ感嘆するばかりだった。