信長の館
所在地  滋賀県安土町
JR安土駅北東1.5km
最終訪問日  1996/10/13
 信長が築城した幻の安土城の東南に位置する、公共文化施設が集まって近江風土記の丘や文芸の郷と名付けられた一帯に建っている資料館で、スペインで開催された1992年のセビリア万博において日本館のメインの展示物であった安土城の5・6階部分の原寸大復元建築を安土町が譲り受け、新たに復元された部分を加えて移築展示している。正式には安土城天主信長の館といい、万博の2年後に開館した。
 安土城は、天正4年(1576)から信長の重臣丹羽長秀を総奉行として築城を開始し、3年の月日をかけて同7年(1579)に完成した。しかし、同10年(1582)に本能寺の変で信長が横死すると、その僅か2週間後、主と運命を共にするように焼失し、正確な姿は現在に伝えられていない。従って、当時の文献や宣教師の手紙などで想像するしかなく、この信長の館の復元建築も、あくまで想像の域を出ないのであるが、五層七階の最上層は金色、その下は朱色の八角形、そして内部は華麗な障壁画で飾られていたというのは諸説一致するところであり、この復元建築に近いかほぼ同じ感じだったのだろう。
 この信長の館の周辺には、考古博物館などがあり、発掘の進む安土城や、安土城以前の支配拠点であった観音寺城などがあり、戦国時代の気分に一日浸れるので、なかなか良かった。