奈良奥山ドライブウェイ
奈良奥山ドライブウェイ
区間  奈良県奈良市東大寺北西側
        〜奈良県奈良市鹿野園
最終訪問日  2014/4/23
奈良奥山コースにある春日山原始林の碑 奈良公園の北、東大寺の正倉院付近から若草山へ通じる有料道路で、若草山から更に春日山原始林の中を抜けて南の岩井川までを繋ぐ。途中、奈良奥山コースと呼ばれる春日山原始林の区間は未舗装で、かつ若草山方面からの一方通行である。昭和30年10月22日の開通で、同35年11月に全通した。
 奈良奥山ドライブウェイは、若草山までの部分と、前述の奈良奥山コース、そして高円山までの部分の大きく3つの部分に分かれている。また、それぞれ、若草山までの部分は新若草山自動車道や新若草山ドライブウェイ、高円山までの部分は高円山ドライブウェイや万葉ドライブウェイと独立して呼ばれることもあるようだ。これは、春日山原始林の区間が、一方通行の未舗装区間で別道路という趣があることや、ここだけ奈良県所有の道路という事情もあると思われる。
 料金所は、北側の正倉院付近と南側の高円山山麓にあるほか、若草山近くには高円山方面への検札所があるが、一方通行の為に高円山側から若草山方向へは行くことができない。道路全体の全長は31kmで、若草山までの新若草山コースが7.4km、春日山原始林の区間である奈良奥山コースが13km、高円山までの高円山コースが10.6kmである。
 コースを個別に見ると、新若草山コースは途中に眺望が開ける部分もあるほか、道沿いには宿泊施設もあり、最も観光道路という感じがする区間だろう。ただ、その分、交通量も一番多く、若草山付近では、季節によっては駐車場次第で滞留もあり得ると思われる。奈良奥山コースは、未舗装ではあるが基本的には緩やかな上りで、整備もされており、特に安全性に対する不安は感じなかった。ただ、春日山原始林に向かう観光客が歩いていることと、バイクに関してはやや轍があるのが、注意すべき所だろうか。高円山コースは、交通量も少なく最も爽快に走れる区間で、緩やかなコーナーからタイトなコーナーまで揃っており、走っていてかなり楽しかった。全体を通して言えば、部分的に舗装が割れている所はあるものの、舗装状態も悪くはなく、新若草と高円山の舗装区間は対向2車線で、かなり走り易い道である。
 訪れたのが平日の昼間ということもあってか、若草山までの区間は観光客の車が少し走っていたものの、奈良奥山コースの未舗装区間は前後に1台も車を見ず、高円山往復コースにいたってはすれ違う車さえも無かった。しかし、この交通量でも、若草山近くの駐車場は3分1程度が埋まっており、若草山には観光客もそこそこ多く、新若草山コースだけが突出して多く利用されていることが窺える。若草山への道路という捉え方をされがちな道ではあるが、一方通行で安全且つ快適に走れる林道や、爽快感のある高円山コースもかなり良く、南北どちらのゲートから出ても奈良の中心部まで距離もそれほど変わらない為、若草山に行く機会があれば、新若草山コース以外も走っておいて損は無い。