亀山社中資料展示場
所在地  長崎県長崎市
長崎電気軌道新大工町駅南300m若宮稲荷神社西すぐ
最終訪問日  2012/3/14
亀山社中ば活かす会が建てた竜馬のぶーつ像 亀山社中ば活かす会によって運営されている資料展示場。訪れた時は平日でも開館していたが、平成24年4月以降は土日祝日のみの開館となるようだ。
 亀山社中という名は、幕末史に興味のある人間には非常に有名な名前だが、長崎の人々には知名度がそれほど高くなく、かつては亀山社中が使った建物も整備されていなかったという。そこで、市内有志が平成元年5月14日に亀山社中ば活かす会を結成し、同年から亀山社中が使ったと伝わる建物の公開と資料の展示、観光客の受け入れを始めた。その後、所有者の都合で公開が終了することとなり、同18年3月18日に亀山社中跡での展示を終え、公開していた資料 を80mほど離れたこの場所で翌月1日から展示したのが、この資料展示場の始まりである。ちなみに、この展示場の場所も歴史と無縁ではなく、かつては西洋料理専門店の先駆けである良林亭があった場所という。
 展示場では、亀山社中やその後身である海援隊及びその隊士の年表や、ピストルなどの複製品が展示されているが、目を引くのは写真資料で、坂本竜馬から幕末の志士達、幕府側の人間、外国人商人まで網羅され、非常に数が多い。有名どころを除くと志士側のみだとか、幕府側のみという展示のされ方が多い写真資料だが、これほど雑食的に展示されていると、幕末史を少しでも知っている人間なら、こんな人のものまであるのかという感じで興味を引くのは間違いないだろう。中でも、竜馬の座った写真が数点あるが珍しく、例の有名な立ち姿のイメージとはやや違って、非常に新鮮だった。
 展示場は手作り感が漂っており、大河ドラマ以前から活動していた活かす会の地道な活動が伝わってくるようである。本当に地元を大事に思う普通の方々がこういう活動をされていると思うと、なんだか暖かく、そして応援したくなる場所だった。