真田宝物館
所在地  長野県長野市
長野電鉄松代駅南すぐ
最終訪問日  1996/8/24
 江戸時代に松代藩主だった真田家所有の品々や、松代藩に関する資料を展示している資料館で、昭和41年に真田家より伝承の品々が寄贈されたことから、昭和44年に開館した。
 真田氏は、もともとは信濃の大族海野氏の流れといわれ、武田信玄に仕えた幸隆より前の歴史はおぼろげながら、松代から山を越えた南東の真田町の辺りが発祥の地というのは間違いない。幸隆は一旦没落の憂き目を見たが、信玄のもとで鬼謀の重臣として活躍し、旧領を回復して真田家を再興した。その子昌幸は、武田家滅亡後に徳川家と対立して2度も上田城で大軍を撃退し、更にその子には、大坂の陣で徳川家の大軍相手に奮戦したことがあまりにも有名な幸村がおり、智謀の優れた家系だった。
 松代を領した真田家は、慶長5年(1600)の関ヶ原の合戦において、父昌幸と東西両軍に分かれた嫡子信之の家系で、元和8年(1622)に上田からこの松代に入部して以降、江戸時代を通じて松代藩主であり続けた。
 この真田宝物館の展示品は、真田家が所有していたものが大半で、江戸時代の大名所有の品々がどのようなものであったかがよくわかる。それに加え、中には戦国期の歴史資料もあってなかなか見ごたえがあり、近世のものだけに収まっていないところが魅力だ。また、この宝物館自体は海津城の跡地にあり、周辺には海津城を始め真田邸や文武学校など、真田家ゆかりの史跡が多く、雰囲気のある周辺一帯を見て回るのも良い感じだ。