伊勢神宮内宮
所在地  三重県伊勢市
伊勢道伊勢西I.C.東南2km
最終訪問日  2000/3/29
 伊勢神宮は天皇家の宗廟で、一族で代々祭祀を行っていた。正確にはただ「神宮」といい、内宮や外宮のほか、別宮や摂社、末社なども含んだ125社の総称であり、その正宮である内宮は皇大神宮が正式な名称で、祭神は天照大御神、その御神体は八咫鏡である。
 記紀では、宮中で祀られていた天照大御神は奉遷する地を探して大和を始めとした各地を巡り、やがて垂仁天皇の皇女倭姫命がこの地を見付け遷座した。鎮座したのは垂仁天皇の26年というから、皇紀に照らせば紀元前4年になり、もはや真偽を問えないような伝説の世界である。
 20年毎に社殿を新築する式年遷宮は有名で、これは約1300年前の天武天皇の時に制度化されたという歴史を持ち、持統天皇4年(690)に初めて実施された。しかし、考古学的には、この遷宮が何を意味し、何を象徴しているのかというのは諸説あって、実際のところは不明という。
 古代から南北朝時代辺りまでは、斎王といって天皇家の血を引いた内親王が伊勢に下り、祭祀を務めていた。下る途中にその斎王が滞在したところが頓宮跡として、京都から東海道沿いにいくつか残っている。江戸時代には、お伊勢参りが庶民の間で空前のブームになり、各地に共同でお伊勢参りをする講まであった。今では江戸時代ほどのブームはないものの、相変わらず参拝する人は多い。
 駐車場から宇治橋を渡って宮の中に入ると、やたらと広い境内が待っている。この大きさは普通の神社の比ではなく、さすがは神道の頂点に位置する宮である。だが、観光客が多かったせいか、それほど厳かな雰囲気は無かった。また、小学校の頃に一度来ているのだが、その頃は興味が無かったためか、式年遷宮が間に入ったためか、全く記憶に残っておらず、訪れたはずみで思い出すことも無かった。以外と人間の記憶は頼りない。
 この内宮には、赤福餅の本店があって赤福ぜんざいというのが売っており、甘党にはたまらないうまさがあった。ちなみに、宮の内部は写真撮影が禁止されている。