智恩寺
所在地  京都府宮津市
北近畿タンゴ鉄道天橋立駅北東150m
最終訪問日  2009/4/18
天橋立の入口にある山門 天橋立の入り口にある古刹。正式には天橋山智恩寺という。
 大同3年(808)に平城天皇の勅願寺として創建された寺で、三人寄れば文殊の知恵という言葉にもあるように、知恵の仏である文殊菩薩が本尊。別名、切戸の文殊とも呼ばれており、日本三大文殊のひとつにも数えられている。
 境内には、あの雪舟の天橋立図にも描かれているといわれる文殊堂や、重要文化財に指定されている多宝塔があり、さっぱりとした境内の小奇麗さの中にも重ねてきた歴史が垣間見えるようだ。また、寺が現在の形に整えられたのは、江戸時代の明暦元年(1655)に宮津藩主京極高国が行った修理によるのだが、山門などは歴史ある古刹に相応しく重厚な佇まいを残しており、石の参道と相まって遠目から見ても非常に存在感があった。
文殊堂 天橋立の入口にある為か、天橋立に行く際に必ずと言っていいほどの割合で寄るところでもあり、頭の中では天橋立の情景と連動している。また、立ち寄るのは、自分だけではなく他の観光客も同じようで、観光シーズンには出店が出るほど参拝客が多い。
 今まで幾度と無く訪れているが、昼の賑わいのある参道も、夕方のやや寂しさの漂う境内も、真夜中の不気味な文殊堂も、それぞれ異なった魅力がある。個人的には、夕日の時間の人影の減った境内が何となく落ち着いていて好きだ。