安芸市立歴史民俗資料館
安芸市立歴史民俗資料館
所在地  高知県安芸市
安芸市役所北1.7km安芸城址内
最終訪問日  2004/9/9
 安芸市に関する歴史資料や民俗資料を展示する資料館で、安芸城跡にある。開館は昭和60年。
 安芸の歴史は古く、平安時代から安芸郡という名があるように、安芸川や伊尾木川の運んだ土砂によって平野が広がり、早くから集落などが発展していたと思われる。中世から戦国時代には安芸氏という土豪がおり、江戸時代には土佐藩山内家の草創の功臣である五藤家が居館を構え、土佐の主要な支配拠点のひとつとなっていた。
 資料館にある展示物は、中世以前のものは少ないが、近世から近代にかけての歴史民俗資料が充実している。三菱財閥の礎を築いた岩崎弥太郎や安芸出身の文化人の展示もあるが、やはり個人的には、山内一豊に従って山内家興隆に貢献した五藤氏のものに興味があり、特に、一豊が朝倉方の三段崎勘右衛門と死闘した際に顔に刺さり、これを五藤為浄が抜いて五藤家の家宝にしたという鏃には目を惹かれた。
 資料館のある安芸城跡は石垣が綺麗に残り、かつての武家町である土居廓中にも往時の面影が色濃く残っているので、散策すると非常に雰囲気がよい。また、資料館は書道美術館に隣接しており、共通入場券も用意されている。