安房崎
所在地  神奈川県三浦市
城ヶ島南東端
最終訪問日  2013/5/17
台地上からの安房崎の眺め 城ヶ島の南東端の岬で、北緯35度7分、東経139度38分に位置する。読み方は、アワザキ、アワサキ、アワガサキなどいくつか見られるが、神奈川県のホームページではアワザキとしてあった。
 城ヶ島は、全体的に台地となっている島だが、南東側の安房崎周辺は低くなっており、岩場が剥き出しになった磯である。関東大震災の際に城ヶ島周辺は7.5mも隆起した後、徐々に沈降して最終的に1.4mほどの隆起で落ち着いたらしいのだが、このような積年の地盤活動と海食作用によってできた地形なのだろう。
 ほんの数mの高さの岩場に安房埼灯台が建っているが、同じ島に建つ灯台でありながら、台地の上部に建つ城ヶ島灯台とはかなり雰囲気が違い、写真を見ただけでは同じ島の灯台とは思えないほどだ。ちなみに、城ヶ島で最も早く灯火設備が建てられたのはこの安房崎の方で、慶安元年(1648)に三崎奉行安部次郎兵衛が設けた烽火台がその最初である。
 城ヶ島には釣り人が多いが、安房崎周辺は磯釣りのポイントとなっているようで、日暮れが近い時間であったにもかかわらず、まだ多くの人が釣りを楽しんでいた。そこだけを切り取ると、港にあるようなシンプルかつ古風な灯台の形も相まって、まるで港の防波堤で釣りをしている人達を見ているようで面白い。また、展望台から安房崎を眺めれば、遠くに房総半島が霞みながらも見え、そのまま船があれば渡ってしまいたい気持ちにすらなる。この景色を見ると、水軍や漁師といった海の人達は、自分が思っていたよりも遥かに房総半島が身近だったというのがよく解った。ちなみに、岬から近い城ヶ島公園の駐車場は有料であり、午後7時に閉門されるということなので、少し注意が必要だ。