白山市立鳥越一向一揆歴史館
白山市立鳥越一向一揆歴史館
所在地  石川県白山市
白山市役所鳥越支所西400m
最終訪問日  2012/5/13
 加賀の一向一揆の最後の拠点となった鳥越城と二曲城の間にある一向一揆に関する資料館で、両城の案内室の役割も担っている。平成13年4月の開館。
 加賀の一向一揆は、長享2年(1488)に守護大名の富樫氏を打倒して蓮如の子供らが実権を握り、途中、中央集権的性格を強める法主側と加賀を支配する一門衆との間で対立があったものの、織田軍が一向衆の組織的抵抗を解体した天正8年(1580)まで百年近くに渡って加賀を支配し、加賀は百姓の持ちたる国と呼ばれた。そして、この鳥越にある鳥越城と二曲城は、その最後の拠点なった城である。
 資料館に入館し、通路の展示物を見ながら先に進んでいくと、一向一揆の歴史や広がりなどが分かり易い形で解説されており、あまり予備知識が無い人でも理解がしやすい。また、映像資料もあり、一般的には知名度が低い一向一揆に対する取っ掛かりとしては、工夫された展示内容だった。奥の広い展示スペースは、鳥越城や二曲城での出土物が並んでいるほか、両城の模型などもあり、こちらも両城について視覚的に理解しやすいようになっている。
 道の駅が隣接してあるが、訪れた時は、こちらには観光客も少なく、ひっそりとして静かな資料館だった。建物の規模は小さいが、展示テーマが絞り込まれているのでそこそこ内容もあり、両城、もしくはどちらか片方の城に寄るならば、この歴史館で予備知識を得て散策したほうが城の全体像を掴み易く、また、興味深く散策できるだろう。