青函トンネル
区間  北海道知内町
    〜青森県今別町
最終訪問日  2003/7/29
 青函トンネルは、正式名称を青函隧道といい、北海道の知内町湯の里から青森県今別町浜名までを結んでいるトンネルで、全長が53.85km、最深部は水深140mの海底の更に100m下を通っている。
 青函トンネルの構想は太平洋戦争前からあったが、一気に具体化したのは昭和29年の洞爺丸事故が起こってからである。後に洞爺丸台風と名付けられた台風15号が、青函連絡船の洞爺丸以下、北見丸、日高丸、十勝丸、第11青函丸の5隻の船を転覆沈没させ、1430名の死者、行方不明者を出した。この事故を受けた国鉄は、究極の対策として津軽海峡にトンネルを掘る事を打ち出し、1964年5月に北海道側吉岡斜坑の掘削が開始され、1983年1月には先進導坑によって北海道と本州が陸続きになった。続いて1985年3月に本坑が貫通し、1988年3月13日に開通した。
 トンネル内部は、俗に言う新幹線規格で、幅9.7m、高さ7.85mの大きさ。軌道も3線式スラブ軌道という、在来線の狭軌道と新幹線用の標準軌道が両方使えるものが採用されている。また、現在は排水や換気に使われている先進導坑や軌道のある本坑とは別に、保守に使われている作業坑というのが本坑に平行して掘られており、600mおきに本坑と連絡誘導路が繋がっているほか、列車事故に備えて北海道側と本州側に2ヶ所、消火設備や脱出路を備えた場所が造られており、吉岡海底駅と竜飛海底駅と名付けられて、見学などができる。訪れた時は、トンネルを普通に通り過ぎたが、今度はこの海底駅にも立ち寄ってみたい。