利尻山
所在地  北海道北西部
利尻島ほぼ中央部
最終訪問日  2003/7/22
利尻山の登山ルートにある見返台公園 利尻島の中央部にそびえる山が利尻山で、島の全てが利尻山に向かってつまみあげられたようになっており、利尻島全体が利尻山の一部とも言えるだろうか。その標高は島の大きさの割に高く、1721mもあり、このつまみあげられて大きく広がった裾野の美しさから利尻富士とも呼ばれている。また、利尻岳と呼ばれることもあり、この場合は標高の高さがイメージされているのかもしれない。アイヌ語で高い山を意味するリシリが名前の由来だが、その名の通りの高さと裾野の広さが日本100名山にも選ばれる理由だろう。ちなみに、国土地理院ではリシリザンとしているが、大辞泉を見るとリシリサンとあり、読みには多少の混乱があるようだ。
 利尻山は、もとは海底から噴き出した火山で、富士山と同じく噴出物が幾重にも積み重なった成層火山であり、その姿形が似てくるのは当然である。ただし、現在は火山活動が停止している為、侵食が進んで切り立った険しい地形になっているところもあるようだ。
 この火山活動でできた利尻島に対し、隣接する礼文島は海底隆起によってできた島であり、僅か10km足らずしか離れていないのに、島内の地形が全く違っていて面白い。植生もずいぶんと違い、共に寒冷な気候から高山性の植物が見られるのは同じだが、礼文島には樹木がほとんどないのに対し、利尻山の麓には針葉樹林が広がっている。つまり、位置的には兄弟島のようでありながら、全くの他人の島というわけなのだ。
 訪れた時は、登山の用意をしていなかったので、登山道の入口である見返台公園まで行ってお昼を食べた。夏には中高年による登山も盛んで、登山の為のツアーも有るようだが、1721mというのは初心者にはなかなか厳しい高度である。生きている間には1度登ってみたいが、ある程度の経験がその前に必要なのだろう。

富士野園地からの利尻山の眺め