マッカウス洞窟
所在地  北海道羅臼町
羅臼町役場北東1.7km道道87号線沿い
最終訪問日  2003/7/24
ヒカリゴケが自生しているマッカウス洞窟 知床半島の南側にある洞窟で、昆布で有名な羅臼の漁港から少し北に行ったところにある洞窟。洞窟内には、昭和16年に発見された天然記念物のヒカリゴケが生えており、その為に有名となった。
 このヒカリゴケ、名前からすると蛍のように自ら発光するかのようであるが、発芽した胞子が糸状に伸び、その細胞が入ってくる光を反射することで淡く光る。従って、真っ暗闇では光りようがなく、洞窟を探検する時の光源になるというような漫画の中での話は、残念ながら有り得ない。
 実際に見てみると解るのだが、ヒカリゴケは本当に淡くうっすらと光っているだけで、暗褐色の土や岩の上で光る姿は、鉱山跡などで見ることができる金属の鉱脈のような感じだ。ただ、その色はエメラルドグリーンで、恐らくそれは葉緑素の影響かと思われるが、とても幻想的な色合いではある。
 このマッカウス洞窟には、ヒカリゴケのほかにも氷河期の遺存体とされる希少なコケが生えており、これらを保護する為に柵が設けられ、洞窟の中には入ることができない。従って、柵の外からいろいろ角度を変えて見てみることになるのだが、何ヶ所かある群生域ごとで見易さや光る角度が違う為に、絶妙なところを探して柵の前をウロウロしたり立ったり座ったりせざるを得ず、その姿は自分のことながら、遠くから見ればさぞ挙動不振に違いないだろう。しかも、観光地ということはこんな人が常に何人かいるわけで、客観的に見ればかなり面白い光景かなとも思うが、ヒカリゴケの光がなかなか見えない為に、やっている本人たちにとっては真剣なのである。