沓形岬
所在地  北海道利尻町
利尻町役場西1km利尻島西端
最終訪問日  2003/7/22
岬の公園にある沓形岬の碑 鴛泊と共に、利尻島の玄関口となっている沓形港のすぐ近くにある岬。
 沓形港には利尻島と礼文島を結ぶフェリーが発着する為、港を利用する観光客がよく訪れるようで、岬の周辺は広い公園として整備され、無料の休憩所もあった。ただ、北緯45度11分、東経141度8分にあるという灯台は何の変哲も無い赤白のもので、この部分だけは観光の対象からやや外れているようである。
 岬にある展望台は、遠く海を挟んで礼文島を望みつつ、そのまま背後を振り返れば雄大な裾野を持つ利尻富士がそびえ立っているという、すこぶる良好なロケーションを持っていた。当然の事ながら、これは1枚の写真に収まるわけもないのだが、現地に立って感じる雄大さを切り取れないのは、妙に悔しくなってしまうほどである。
 また、この辺りには利尻の植物を売っている土産物屋やキャンプ場があり、利尻出身の時雨音羽の詩碑などもあって旅情をかきたててくれるが、自分が何よりも北に来たという感覚を持ったのは、距離を示す道標だった。なんと、樺太への距離が東京や鹿児島への距離と比べて桁1つ小さいのである。北海道の人にすれば当たり前かもしれないが、ちょいとひとっ飛びすればロシアに入ってしまうというのは、神戸に住む人間としてはとても非日常で、それほど地理感覚が違う場所に来たということを実感した。

沓形岬の灯台と利尻富士