クッチャロ湖
所在地  北海道浜頓別町北部
最終訪問日  2003/7/22
夕暮れ迫るクッチャロ湖 大沼と小沼からなる汽水湖で、周囲に複数の沼と河川があり、北と西は丘陵、東は砂丘が湖を区切り、南には湿原が広がっている。大きさは、周囲約30km、面積約14km2で、最大水深は海跡湖だけあって2.5mと浅い。
 クッチャロ湖と屈斜路湖は名前が似ているが、どちらも語源は同じで、水の流れ出る所という意味のアイヌ語であるトークッチャロから来ている。だが、屈斜路湖は釧路湿原に注ぐ釧路川という大河が流れ出ているのに対し、クッチャロ湖から流れ出る水は、クッチャロ川から頓別川に出てすぐ海に達するので、湖から川に流れ出るというよりは、海に直接流れ出るというイメージだろうか。
 この湖周辺はコハクチョウの中継地として知られ、冬にはその姿を求めてカメラマンも多く来るらしいが、カモ類も非常に多く飛来し、オオワシやオジロワシといった絶滅危惧種も見られるという。その為、周囲一帯は鳥獣保護区に指定されているほか、ラムサール条約登録湿地にもなっている。
 クッチャロ湖は厳冬期には完全に氷結するが、オホーツク海への出水口である頓別川の改修工事以来、海水の流入量が増加して氷結期間が短くなったという。また、渡り鳥に給餌をするようになったことで、湖を中継地ではなく越冬地にして南へ渡って行かなくなった鳥もいるらしい。
 訪れたのは夏だったので、当然渡り鳥の姿は無かったが、陽の落ちた湖岸は視界がとても広く、雄大な北海道の自然そのままの姿を見せていた。湖岸にあったトイレに流れる音声はちょっと景色とは合ってないなという感じだったが、湖岸沿いにはキャンプ場があり、思わず予定外のキャンプをしようかと思うほどロケーションが良い。また、このキャンプ場からは市街地も割合近く、付近には温泉もあるそうなので、キャンプ場の立地場所の条件としてもかなり良く、平日にもかかわらず結構多くの人が利用していたのも頷け、また、羨ましくもあった。