風の館
所在地  北海道えりも町
襟裳岬灯台横すぐ
最終訪問日  2003/7/26
 襟裳岬は強風で有名で、周辺には風力発電の風車もあるほど常時風が強く、風速10m/sを超える日が年間290日以上もある。その為、降水量の最も多いことを指す雨極という言葉に対し、襟裳岬は造語ではあるが風極の町とも呼ばれる。この風に関する資料館として、1997年6月に開館したのが風の館である。
 風の館周辺は少し変わった形をしているが、これはカルマン渦と呼ばれる現象を施設のモチーフにしつつ、襟裳岬の灯台の光を遮らないように地中に作った為らしい。カルマン渦は、風が円柱のような丸い障害物に当たった後、風下にできる規則性のある渦のことで、風の強い日に電線で鳴る甲高い音はこのカルマン渦によるものである。
 風の館の内部には、風速25m/sを体感できる部屋があって襟裳岬の強風を体験できるほか、エントランスとなる回廊には襟裳岬の風を利用して作られた音が流され、不思議な音階を奏でている。その他にも、全国の風の名称を羅列したパネルや、風を利用したいろいろなものの原理の解説があり、風のシアターの呼ばれる映像室や、岬から連なる岩礁に生息しているゼニガタアザラシを観察することができる展望台も備えられている。
 訪れた時の風速は10m/s前後で、風速としてはそれほどでもなかったが、野外ではかなり風が吹き、夏なのに寒いぐらいだった。ここに来ているライダーは多かったが、この風の中を運転するのは大変だろう。北海道にはバイクで来たかったが、この時は車で良かったと正直思った。