福山市神辺歴史民俗資料館
福山市神辺歴史民俗資料館
所在地  広島県福山市
JR神辺駅東700m
最終訪問日  2008/10/23
 もとは神辺町の歴史民俗資料館だったが、神辺町が福山市に編入された為、現在の名前となった。
 神辺町による歴史民俗資料館の建設は、神辺城跡の公園化と共に計画され、当初は神辺城の本丸跡に建設される予定だったらしい。しかし、公園化工事や資料館建設による遺構の破壊が懸念された為、発掘調査が実施され、その結果、多数の遺構が発見されたことから、資料館建設予定地が現在地へ変更になったという。このような紆余曲折を経て、資料館は昭和54年11月24日に開館した。
 神辺周辺は、芦田川の支流が合流する地点で、古代から集落が営まれていたという。また、戦国時代には資料館の隣にある神辺城が重要な支配拠点にもなっていた。このことから、神辺の一帯では多くの遺物が出土しており、古代から戦国時代にかけての遺物が資料館では展示されている。また、その他には、江戸時代から現代にかけての農具や民具も展示してあった。
 展示スペースは1階、中2階、2階の3フロアあるが、それぞれが大きくないのでそれほど展示量はない。だが、訪れた時はちょうど江戸時代の地割などについての古文書が企画展で並べられており、なかなか興味深く見させてもらった。
 神辺城からほど近い為、城の櫓を模した外観となっており、山林の間に見える建物に山城の趣が漂っているが、神辺城の区域外であり、城とは関係ない。ただ、遠目に見ると非常に趣がある景色となっていて、なかなか良い感じだった。展示内容で神辺城についてもう少し深く掘り下げた資料があればとは思うが、歴史民俗資料館という性格上、それを求めるのは酷だろうか。