東尋坊
所在地  福井県三国町
京福電鉄三国港駅北西2km県道7号線沿い
最終訪問日  2001/9/15
 越前のリアス式海岸を象徴するような切り立った崖が1km以上に渡って連続している場所で、自殺の名所ともいわれる。
 昔、平泉寺に東尋坊と真柄覚念という暴僧がおり、二人はあや姫をめぐっての恋敵であった。ある日真柄覚念と僧兵数十人はこの地に参り酒盛りをしたが、そのとき東尋坊に酒肴を勧めて酔わせ、崖から突き落とした。その日以来49日間、海は大荒れし、この地を誰とはなく東尋坊と呼ぶようになったというのが名前の伝承である。
 東尋坊の特徴である断崖は、地理的には輝石安山岩の柱状節理といい、非常に珍しいものらしく、天然記念物に指定されているほど。
 現在はすっかり観光地化し、遊覧船なども出ているが、絶壁の恐ろしさと眺望の良さは変わっていない。だが、これだけ観光地化してしまうと、ここでは自殺する気が起きないんじゃないかと思ってしまうが、夜はまた別の顔があるのだろうか。
 訪れた時は、ひと通り遊歩道を回ったところで暗雲がみるみるうちに広がり、雷と共に大粒の雨が降り出して風も一気に強くなった。そのすぐ後に遊覧船が荒天欠航となるぐらいで、伝承にある東尋坊の嵐はこんな感じだったのだろうかと思いながら、雨の中、バイクを走らせてあとにした。

東尋坊の断崖と遊覧船
東尋坊から雄島