三方湖
所在地  福井県三方町
JR三方駅西北2km国道162号線沿い
最終訪問日  2001/9/13
 日本海に接してある三方五湖の中の代表格。
 三方五胡は、三方湖を筆頭に水月湖、菅湖、久々子湖、日向湖から成り、水質や水深の違いからそれぞれが違う色に見え、五色の湖とも呼ばれる。三方湖、水月湖、菅湖、日向湖は断層湖、久々子湖は入江が土砂で塞がった潟湖という生い立ちの違いや、日向湖が完全な塩水湖、三方湖が完全な淡水湖に対し、水月湖、菅湖、久々子湖は汽水湖で、しかも久々子湖は満潮時に海水が逆流するという塩分の濃い汽水湖であるという違いが、それぞれ別の色に見えるだけでなく、湖の性格を特徴付けているのだろう。現在のように五胡が繋がるようになったのは江戸時代で、もともと繋がっていた三方湖、水月湖、菅湖に、浦見川と嵯峨隧道の開削でそれぞれ久々子湖、日向湖が繋がってからである。
 訪れた三方湖は、五胡の中でも最も内陸側にある湖で、環境省の調査によると、周囲9.6km、面積3.56km2、最大水深は5.8mという。平均水深は海跡湖である久々子湖よりも浅いながら、五胡の中では2番目の大きさを持ち、コイやフナ、モロコ、ワカサギといった淡水性の魚が獲れるらしい。
 国道162号線を走り、日本海沿いから世久見トンネルを抜けるだけで、荒々しい日本海とは全く対照的な、非常に穏やかな印象の風景が広がっていた。この落差が、三方湖を始めとする三方五湖の魅力のひとつでもあるのだろう。また、三方湖の水面は非常に近く、リアス式海岸が続く若狭の海では、こんなに水面が近くに来ることはない。これも全く別の雰囲気を醸し出している原因のひとつかと思われる。
三方湖の夕景