羽豆岬
所在地  愛知県南知多町
知多半島突端
最終訪問日  2015/5/23
岬に建つ羽豆神社 伊勢湾と三河湾を区画する知多半島の突端の岬。岬の灯台は沖の岩礁にあった為、行けなかったが、遊歩道での最南端は、北緯34度41分33秒、東経136度58分30秒だった。
 古くは幡頭崎や羽豆崎とも書き、羽豆の名の由来は、箭の筈のような地形であることから付いたとも、海に張り出す「張り出ずる」から来たとも、羽豆神社の祭神建稲種命が日本武尊の東征に従った際に旗頭であったことからともいう。ちなみに、羽豆は岬の名前だけに残るのみで、港周辺の名は現在は師崎に変わっているが、その由来も最後の説と同源で、この地を支配して建稲種命を祀った尾張氏の一族が師介という名だった事によるとされる。
 この羽豆という地名を考えると、三河国にある幡豆郡との関係が連想されるだろう。羽豆岬は知多郡にあり、知多郡は尾張国に属すが、篠島や日間賀島などの眼前の島々は三河国幡豆郡の所属である。この幡豆郡と名前が同じなのは偶然とは言い難く、大いなる昔は海を舞台に活動していた幡豆郡の豪族の勢力圏であり、その名で呼ばれたのかもしれない。ちなみに、幡豆郡の名前の元になったという説もある幡豆神社も、羽豆神社と同じく建稲種命を祀った神社である。
羽豆岬から沖合の灯台の眺め 岬は、師崎の港の横の台地部分で、かつてあった羽豆崎城の跡地が羽豆神社になっているほか、台地の最高部と先端にそれぞれ展望台が設けられていた。どちらの展望台からも、日間賀島や渥美半島、志摩の眺めが素晴らしい。訪れた時は、師崎のフェリー乗り場の駐車場入口側から台地を縦断して展望台と羽豆神社へ向かったが、このウバメガシが続く遊歩道は恋のロマンスロードと呼ばれているようだ。また、海に沿って岬を一周する遊歩道もあり、こちらは人が少なくのんびりした良い散策路だった。